色や図形で深まる発見の世界
2025年07月07日
◇◆プレイグループ2才児の活動から◆◇
< にじみ絵 >
プレイグループ2才児クラスでは、3色の色水を使って「にじみ絵」を楽しみました。
色水をスプーンですくって、ポタッポタッと障子紙の上にたらすと、白かった障子紙がどんどんカラフルな色に染まっていき、『見て!緑になった!』など、偶然紙の上でできた色に歓声を上げて喜んでいました。
色紙が乾いた後には、「お家の人と一緒に好きな形に切ってこよりを付け、そこに願い事を書いて、エントランスの笹に飾りつけましょう。」という親子アサイメントにも取り組みました。
校舎のエントランスにある笹には、全コースの子どもたちが願い事を書いた短冊などが飾られています。プレイグループ2才児の子どもたちの願い事もたくさん飾られて、すてきな七夕飾りになりました。
子どもたちの願い事がお星さまに届いていますように…☆
◇◆アフタースクール小学生の活動から◆◇
< マスマティックス「数学の図形的分野について考えました!」 >
先日、※サタデープログラム「マスマティックス」が実施されました。普段のマスマティックスの授業とは異なる内容で、数学の「平面充填」という図形の分野について考えました。
※サタデープログラム:土曜日午前中に実施の特別なプログラムです。様々な分野のテーマを中心に興味・関心を高めていきます。
平面充填とは、「平面を、いくつかの種類の平面図形を使って、重なることなく隙間なく敷き詰める」ということです。
今回は、正多角形を使って平面充填できる形を見つけていきました。
子どもたちは、
「正三角形は、絶対平面充填できそう。」
「正五角形は、3つ並べると隙間ができてしまうから、平面充填できないんじゃないかな。」
などと予想しながら考え、1種類の正多角形で平面充填できるのは、正三角形・正方形・正六角形の3つであることを発見しました。
そのあと、平面充填を利用して、正方形のタイルを敷き詰めていくタイルアートに挑戦しました。
生活と関わりのある数学に興味を持ったり、数学の面白さを味わったりしながら、ドルトンの授業にも生かしていける数学的な思考力を育んでいきました。
通常のマスマティックスの授業では、「図形」「幾何」といったテーマで図形について考えています。
さて、三角形や四角形とはどんな図形でしょう?
マスマティックスでは、「ベン図」を使って試行錯誤しながら、数学的に図形の概念や性質・関係性を導きだしていきます。
「3本の直線でできた形」「とじた形」この2つの集合の名前を使って、ベン図をかいてみましょう。2つの輪の重なった部分には、どのような形が入るのでしょうか。集合の名前を手掛かりにして、「3本の直線でできたとじた形」ということがわかります。
このようにして、身近にある図形を詳しく調べてみること、新たな視点で図形の概念や性質について理解を深めることができます。
何かを発見することは、素晴らしいことであると同時に、意欲を促す動機づけの力にもなります。一つひとつの思考を積み重ねて定理を発見したり、問題を解いたりする楽しさを、これからもマスマティックスで味わっていきましょう。