ファーストプログラム(全日制)の総合教育紹介③
2014年07月15日
■ 運動面も充実!!ファーストプログラム(全日制総合教育 3~5才児)紹介
ファーストプログラム(全日制)では、ドルトンプランに基づく特色ある教科と専門教科8教科によってカリキュラムを構成しています。
今回(第3回)は先回に引き続き、当校の「体操」についてご紹介します。
● 当校の体操では・・・
①基本的な運動技能の獲得~洗練化を目指し、活動しています。
②全身の運動機能を高める動きや、協応性、平衡性、巧緻性などを育成していくプログラムを様々な遊びの中に取り入れています。
③筑波大学体育系教授 木塚朝博先生にアドバイザーとして関わっていただき、JPクッション(補足説明有)などのプログラムの指導等を受けています。
● 今回は、その体操の授業の一部をご紹介します。
【 模倣運動 】
クマ歩き(四つん這い)やペンギン(膝立ち歩き)、ワニ(腹這い)、カニ(横歩き)など、いろいろな動物に変身します。


例えば、3才児では頭でイメージした動きを体で表現することが難しい子もいます。しかし、体を動かそうとすることが重要です。何度もくり返すことで、思い通りの動きがスムースにできるようになっていきます。5才児になると、緩急をつけた動きや、前後左右いろいろな方向に動きを変化させていくことも可能となります。
【 サーキット遊び 】
マット、とび箱、鉄棒、平均台、はしご、ツー・ディス、コーン、ボール、JPクッションなどの体育器具を組み合わせたり、いろいろな動きを連続して行ったりしていきます。



3才児では、とんだり、走ったり、しゃがんだり、くぐったり、のぼったり、回ったり・・・、基本的な動きをいろいろなパターンでくり返します。まずは、できた!という達成感を味わいます。学年が上がるにつれ難易度や種類を増やし、平衡系、移動系、非移動系、操作系の運動種目にバランスよく取り組んでいきます。
このサーキット遊びでは、活動量を増やし、いろいろな動きを経験していくことの他に、考えるということも重要視していきます。どうやって体を動かすのか?どうすれば上手にできるのか?自分のやりやすい方法はどういう形なのか?など、基本の動きをどのように使えば、組み合わせればできるのかを子どもたちなりに考え、表現していきます。自分の体を知ることから始まり、動かし方を経験し、ボディバランスを発達させ、体を上手に使いこなしていけるようにしていきます。
※ 他に、鬼ごっこやボール運動を中心に、発達に応じた様々なゲームを取り入れ実践しています。
3才児では、みんなで活動することを楽しみ、4才児ではルールを理解し、最後まであきらめずに参加できるようにしていきます。5才児ではチームという意識を持ち、勝つためにみんなで作戦を考えたり、協力したり、応援したりして一体感を高めていきます。
体操においても「自由」と「協同」の原理をベースに「個」として「集団」として、運動技能の獲得や向上はもちろん、心の成長を促していきます。
●補足 JPクッションとは・・・
Jリーグアカデミー、筑波大学と共同開発した運動遊具で、開発段階で当校も協力をさせていただきました。不安定な状況を安全に与えることができる運動アイテムで、ボディバランスの発達や衝突・転倒時の危険回避能力を高めていきます。いろいろな活用方法があり、3年間継続して使用していくことにより成果を上げています。(効果測定済)


ファーストプログラム 体験授業(オープンスクール)のご案内(PDF/365KB)








